Open Sesame/Freddie Hubbard


Open Sesame

私的JAZZ名盤集Vol.1

1.Open Sesame/2.But Beautiful/3.Gypsy Blue
4.All Or Nothing At All/5.One Mint Julep
6.Hub's Nub

Freddie Hubbard(tp)/Tina Brooks(ts)
McCoyTyner(p)/Sam Jones(b)
Clifford Javis(ds)<1960年>

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フレディ・ハバードのBlue Noteにおけるデビュー作。フレディー、22歳の作品。溢れる才能の開花を感じさせる、煌めくようなトランペットの音が魅力的です。
それに曲が良い。
エキゾチックな情緒たっぷりの"Open Sesame"、"Gypsy Blue"、しっとりとトランペットによるバラードのお手本のような”But Beautiful”、ご機嫌なブルースジャズ、"One Mint Julep"、特にお勧めは、ノリノリの"All or nothing at all"。この曲におけるラッパソロは最高のかっこよさ。続くTinaのサックスも良い味を出し、引き継ぐマッコイのピアノソロは、コルトレーンカルテット参加前でマッコイらしさを確立前の若さを感じさせるプレイ。最後を締めるハバードのソロはこのアルバム最大の見せ場。ドラムとの4バース部分でのメロディーといい、音といい、本当に輝いている。ラッパはマイルスだけじゃないぞっ、てな意気込みが感じられるようです。

ジャズ暦の如何を問わず、誰にでも薦められる名盤。これははずしません。ていうか、ここで紹介しているアルバムは、誰が聞いても絶対にはずさない、という事を意識してセレクトしています。
もし外れたと感じられた場合、暫く時間をおいてから再度お聞き下さい。必ず良さが分かる時が訪れます。