アナログLPをi-Podで聴くには?その3


「その2」を書いてから間があいてしまいました。今回は本題の、ONKYO"SE-U55GX"を活用してアナログ音源をMP3データに変換する方法を紹介していきましょう。
1)接続方法
図の通りの接続ですが、ポイントは、LPプレーヤーがフォノイコライザー内臓かどうかをチェックすること。もし内臓でない場合、単独のフォノイコライザーの準備が必要です。お手頃なところではaudio-technicaのAT-PEQ3あたりでしょうか。

2)バンドルソフト「CarryOn Music ver.4.00」
これについてはここに解説がありますが、非常に良くできたソフトだと思います。CDとi-Tunesで取り込むのと違い、単純にLPをすべて再生しなければならないのは仕方ない事ですが、世界最大のCDDBを活用してアナログ音源を取り込んだ後の波形情報から、i-Tunesと同様に楽曲情報が入手できる世界初のソフトだそうです。
初めてi-Tunesを使ったとき、「何でこんなに簡単にCD情報が分かるんだろう?」と不思議に思ったものですが、CDDBを運営する会社gracenote社のサービス紹介がありますので、是非読んでみてください。  

とにかくCraig Palmer氏のような、先進的かつ音楽好きのニーズを良く理解した仕事をされている方のおかげで、全世界のi-Podおよび音楽ファンが大きな恩恵に預かっているのだと感心する限りです。Palmer氏に感謝!

てな訳でSE-U55GXとCarryOn Musicのベストマッチな組み合わせで、お蔵入りとなっていたLPの名盤やカセットテープに録り貯めた山下洋輔トリオ80年代の名演の数々を着々とMP3データに変換するしています。
アナログLP時代からの音楽ファンの皆さん、意外と簡単ですので、家に眠っているお宝音源をデジタル化しi-Podで街に持ち出しませんか?