iPhoneのカスタム着メロをiTunesで簡単に作成する方法


iPhone購入後、様々な機能を使い倒しているが、知れば知るほど
その余りの出来の良さに恐れ入ってしまう。

その使い勝手の良さや、カスタマイズの楽しさなどを これから紹介
していきたいと思います。

今日はその第一弾。着メロのカスタマイズについて。

これまでも、「着歌フル」のようなサービスは知っていたけれど、何しろ
僕のようなひねくれたジャズファンにとって、着メロにしたい曲が提供
されている可能性は限りなくゼロに近いと思われる。

コルトレーン”Transition”の後半7分に及ぶソロの後のエンディングの
テーマ」だとか、「第2次山下洋輔トリオ、'75年ドイツ・ライブ盤の極めつけ
キアズマのイントロ」だとか、「オーネット・コールマン往年のカルテットによる
Peace Warriors」なんて音源を着メロにしたい!
こうした やっかいな願望は、これまでどうしようもなかった。

だが、iPhoneiTunesのコンビは、こんなマニアックなニーズにも、解決策を
示してくれたのだ。それもとっても簡単に。

そんな訳で僕のiPhoneには、たとえばこんな曲が着メロで登録されている。

1)John Coltrane「Transition」Transition14分42秒からの40秒
2)Ornette Coleman「In All Languages」Peace Warriors冒頭40秒(Old Quartet Ver.)
3)山下洋輔トリオ「Chiasma」Chiasma冒頭40秒


さて肝心の「着メロの作り方」です。

■用意するもの
  ・パソコン
  ・iPhone
  ・iTunes(apple社のWebサイトからダウンロードできます。フリーウェアです。)
  ・着メロにしたい音楽データ(一般的にはMP3データ)

   ※iTunesをインストール済みのPCなら、手持ちのCDをドライブに入れるだけで
     勝手にネット上のデータベースからアーティスト名/アルバム名/曲名など
     の情報が引っ張られ、「インポートしますか?」と聞いてくるので「インポート」
     をクリック。10分もあれば1枚分の楽曲がAAC、またはMP3の音楽データ
     に変換されてiTunesに登録されます。簡単でしょ。

■着メロ作成手順
  ・まずiTunesで着メロにしたい音源ファイルを選択、プロパティを開き、「オプション」
   の開始時間と停止時間で着メロにしたい部分を設定して「OK」。

  ・このファイルを選択して右クリック、現れるメニューから「選択項目をAACに変換」
   を選択。しばらくすると元のファイルから、指定した時間に切り取られたファイルが
   iTunesの元データの下にできます。

  ・新しくできたファイルを選択し、右クリック。「windowsエクスプローラで表示」を選択
   すると、windowが開き、このファイルが現れます。
   図では「01 Transition.m4a」というファイル名になっていますが、この拡張子m4aを
   m4rに書き換えます。

   ※ファイルの拡張子が見えない場合は、エクスプローラーのフォルダオプションの
     設定変更が必要です。この場合は、エクスプローラーのメニューから
     ツール>フォルダオプション>表示と選択し、詳細設定の中の
     「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずしてください。

  ・拡張子を書き換える時に、警告メッセージで「拡張子を変更するとファイルが使えなく
   なる可能性があります。変更しますか?」と聞いてきますが、気にせず「はい」を選択。

   拡張子を修正できたら、そのファイルをダブル・クリック。暫くすると変換されたファイル
   が「着信音」として登録されます。


  ・この時、変換前のAACファイルはiTunesの「ミュージック」の中に抜け殻のように残って
   いますので、これは削除しておきましょう。


   また、最初の音楽ファイルのプロパティ>オプション>開始時間と停止時間はチェックを
   はずしておきましょう。これを忘れると、元の音楽ファイルが設定した範囲だけしか再生
   されないので要注意。

  ・後は出来上がった「着信音」ファイルをiTunesにつないだiPhoneに転送。iPhone側の
   設定>サウンドの着信音の中に「カスタム」として追加されるので、好きなメロディを
   選択するだけ。


今後も、色々な音源で着メロを作っていこうと思います。
皆さんも、この曲の、このメロディーが良い!と意見があれば是非教えてください。