JazzスタンダードYouTube聴き比べ「Waltz for Debby」

ワルツ・フォー・デビイ+4

ワルツ・フォー・デビイ+4

Bill Evansの愛らしいジャケットは、ジャズ・ファンならずとも一度は目にした
ことがあるのでは?
タイトル・チューンでもある「Waltz for Debby」は、愛らしいメロディで、今でも
多くのジャズ・ファンを生み出している事、間違いなしの名曲です。

ビル・エバンスは1959年に生涯最高のベーシスト、スコット・ラファロと出会い、
3年間の間に4枚のジャズ史に残る傑作を残しています。
スタジオ盤「Portrait in Jazz」,「Explorations」の2枚と1961年6月25日、
ニューヨークは「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライブ盤「Waltz foe Debby」と
「Sunday at the Village Vanguard」です。
(※この日のライブ(5セット)は、3枚組の「The Complete Village Vanguard
Recordings, 1961」に全貌が収められています)

そして、なんと、この録音のたった10日後に、スコット・ラファロは自動車事故死
してしまったのです。

スコット・ラファロ(b)・ポール・モチアン(ds)とのトリオによる映像は、残念なことに、
現時点では確認されていません。
これは1965年の映像です。
Bill Evans: Piano
Chuck Israels: Double Bass
Larry Bunker: Drums (London, March 19, 1965)

Chick Corea & Gary Burton「The New Crystal Silenceより」

Gordon Beck-Kenny Wheeler Quintet
Gordon Beck(p), Kenny Wheeler(tp), San Sulzman(ts), Tony Oxley(ds)
ジャズの面白さは、奏者によって、一つの曲が全く趣の異なる曲に生まれ
変わるところだと思いますが、これはその良い一例でしょう。

オスカー・ピーターソンがこの曲を弾いていたと知りませんでした。