Attica Blues Big Band Live/Archie Shepp でぶっ飛んで


October 24, 1979
Palais des Glaces, Paris, France (live)

1.Antes De Adios/2.Star Love/3.Moon Bees/4.Attica Blues Part one/5.Steam/6.Quiet Dawn/7.Hi-Fly/8.U-Jaama/9.Strollin/10.Ballad For A Child/11.Simone/12.Crusificado/13.A Change Has Come Over Me/14.Goodbye Sweet Pops/15.Skippin'/16.Attica Blues Part two

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今日は僕のとっておきの名盤Attica Blues Big Band/Archie Sheppを紹介します。
これはインパルス録音の「Attica Blues」のレパートリーを28人のど迫力ビッグバンドでぶちかましたフランスでのライブ。


<強烈なメンバーたち>
Archie Shepp(p,ss,ts,conductor)
Kamal Alim,Roy Burrowes,Charles Mc Ghee,
Eddie Preston,Richard "Malachi" Thompson(tp)
Charles "Majeed" Greenlee,Dick Griffin
Ray Harris,Charles Stephens(tb)
Steve Turre(tb,sea shell)/Marvin Blackman (ss,fl)
Marion Brown(as,fl)
Patience Higgins,John Purcell,
James Ware(ss,fl)/Candice Greene(vln)
Terry Jenoure (vln, voc)/Carl Ector(viola)
Akua Dixon(cello, voc, p)
Irene Datcher, Joe Lee Wilson(voc)
Art Matthews(p)/Clyde Criner(synth)
Brandon Ross(g)/Hakim Jami(b,tuba)
Avery Sharpe(b,el-b)/Clifford Jarvis(dr)
Kevin Jones(perc)

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分厚くて猛烈にスイングする真っ黒いサウンド、絶好調シェップの鋭く咆哮するサックス、全編スリリングで楽しい名曲の数々、およそ僕がジャズに求めるありとあらゆる要素をおもちゃ箱のように詰め込んだアルバムなのです。

シェップだからってフリー・ジャズだろうなんて誤解しないで下さい。本当に楽しい曲が勢揃い、勿論シェップの奏法としてフリーっぽいアプローチは聴かれますが、万人にお勧めのごきげんな演奏ばかりです。

特に好きなのが8曲目のU-Jaama。シェップが本当に気持ち良さそうに吹きまくっていて最高です。

ただしこのアルバム、残念ながらアマゾンでは販売されていません。調べて見ると、ある中古LPショップで12,900円の高値がついています。発売元がフランスのマイナーレーベルで、シェップ名義ですから、誤解もあって余りビジネスになりにくいのかもしれません。どこかの大手レーベルが版権を買い取って、再発して欲しいもんです。

過去には下のようなジャケットでCD化された事もあるようです。

これらのジャケットを見かけたら、何はともあれ購入をお勧めします。もし万一気に入らなくても中古屋さんに高値で売れるでしょう。僕なら迷わず上の中古ショップで確保しちゃいますが。(今は売り切れです、当然の事ながら。:2008年1月加筆)

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