Portrait In Jazz/Bill Evans - 家庭の必需品ジャズ


Portrait in Jazz

JAZZ名盤-まずはこれから



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今日は定番中の定番を紹介します。枯葉の名演で有名なエバンスのポートレイト・イン・ジャズです。
昨晩いんたーぷれい8で、マスターにブログで紹介したいのでお気に入りアルバムを教えてよとお願いしたのですが、以下はその際のやりとりです。

「最近かぁ、もうあかんねん。おじん趣味になってきたからなぁ」
「たとえば?」
「せやなぁ、北村英治とか・・・」
「へ?」
鈴木章治とかもええなぁ」
「・・・・・・。」
「★△◇○さんなんか、こないだサインもろてきてん」
注)すでに名前を聞いても誰か分からない
「誰も知らんがな!!もぅ、ええわ。20年前にガンガンかけてた頃のを思い出してや」
てな感じで聞き出した、ハチのマスターのお気に入りアルバム(またはミュージシャン)とは
こんな内容でした。

・Ted Curson/Plenty Of Horn (ドルフィー参加。これ最高です)
・Michel Sardaby/Night Cap(ジャズ喫茶の定番ですね)
Archie Shepp/Archie Shepp and Dollar Brand
・George Arbanitas
・Dusko Goykovich/After Hours
・New York Contempolary5/Consequences(入手困難。初心者にはきつい)
・George Adams-Don Pullen Quartet/Earth Beams(これ気持ちいいです)
・Barry Harris/Preminado
・Wilbar Harden/King And I(後から思い出した当時の店のお気に入り)
・Joachim Kuhn/ Easy To Raed(アマゾン在庫切れ)
Charles Mingus/At Carnegie Hall(カークのノンブレス奏法が炸裂!)

さすが、胎教でジャズを聴いて育っただけあって、嗜好性が変態的に錯綜してますね(笑)。

続いて常連のベーシスト飛高さんにも「どんなん良く聴くの?」と水を向けると、
「僕ですかぁ、あんまり聴いて無いんですよ」と仰る。
「少なくても、この1枚!てやつがあるやろ」と追求すると、
「そうですねぇ、あの、エバンスの枯葉のやつ・・・」
ここで「キャー、恥ずかしーっ。」と周囲で常連の女性陣からチャチャが入ったのであった。

しかし、飛高さん、照れることはありません。素直にエバンスの枯葉と言えるのは
本当にジャズが好きな証拠ですよ。余りに大名盤過ぎるけど、僕も月2〜3回は聴いてます。
エバンスの枯葉。これってジャズファンにとっての肥やしかお米のような存在です。
こういう名盤をたくさん聴いてジャズの基礎体力をつける事が大切だと思います。

例の枯葉は、テーマから、ベース・ソロとこれに絡むピアノ、そして二人の対話のようなフレーズの掛け合いに。そして丁度2分が経過したところで、エバンスが鍵となるフレーズを弾いて勝負に出ます。モチアンもスティックに持ち替え、より軽快さを増したリズムに乗って、エバンスが素晴らしい歌心を発揮し、演奏を展開します。

何でこんな素晴らしいフレーズが、ひょういと浮かんでくるんだろう。この1曲だけで、エバンスの名は永遠にジャズ史に残る(と僕は勝手に認定している)。

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