Wes Montgomery/Full House - JAZZライブの快感


Full House

JAZZ名盤-まずはこれから

スイングジャーナル読者が選ぶJAZZ名盤15位

Wes Montgomery(g),Johnny Griffin(ts),Paul Chambers(b),Wynton Kelly(p),Jimmy Cobb (ds)
1.Full House/2.I've Grown Accustomed to Her Face/3.Blue 'N' Boogie/4.Cariba/5.Come Rain or Come Shine [Take 2]/6.Come Rain or Come Shine [Take 1][*]/7.S.O.S. [Take 3]/8.S.O.S.[Take 2][*]/9.Born to Be Blue [*]
[Riverside] 25.Jun.1962."Tsubo"Berkeley.Califolnia

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定説、「ジャズはライブに名盤多し」の見本のような1枚。

エスのギターにジョニー・グリフィンのテナー、リズムセクションウィントン・ケリー、ポールチェンバース、ジミーコブとくれば、誰が見たってノリノリ・ライブと想像がつくでしょう。


そして一聴すれば期待以上の出来に、大満足間違いなしの大定盤です。こういうアルバムは紹介するほうも書き易いですね。

これがアイラーのゴーストだと「ジャズファン必聴」と紹介しながら、「ん?ええんかな?そんなん言うて」と、一瞬ためらっちゃいますもんね(笑)。

楽しいジャズが好き、ノリの良いピアノやサックスってどんなん?、白熱のライブってどんな感じ?という人からギター少年の教本用途まで、何でも来い、の守備範囲めちゃ広いアルバムです。

演奏もゴキゲン・チューンからバラードまでバラエティ豊か。

特にマイルスの《Walkin'》でも有名なは最高。ここでは多彩なウェスのギター・テクが炸裂、続いてコロコロと玉のように転がるようなケリーのピアノも負けていない。ソロこそ回ってこないが、後ろで堅実にサポートするチェンバースのウォーキング・ベースも演奏をドライブさせている鍵。そしてグリフィンのテナー・ソロ、観客も、余りの素晴らしさにうめき声と歓声を上げます。そしてベースを除く4人によるお手本のようなフォー・バース(Four Bars)で演奏はさいごのクライマックスを迎えます。
※ちなみにフォー・バース(Four Bars)とは演奏者間で4小節ずつソローを回していくジャズ特有の手法です。

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