iPhoneの使いこなし情報第2弾、これは使える！無料アプリ「midomi for mobile」

iPhoneが一般的なスマートフォンと決定的に異なる優位点の一つが、
オープンなアプリ開発と流通を促すプラットフォームとしてのapp storeの存在
でしょう。

アップルにとって、iPhoneとapp Storeのコンビは、iPodとiTunes Music
Storeが確立したビジネスモデルの携帯版。

ソフト開発者にとっても企業規模や資金力に制約されることなく、世界300万の
iPhoneユーザー相手に直接商売が出来る環境は願ったりかなったりのはず。

しかもその端末は、液晶タッチパネル、重力センサー、通信機能&インターネット
常時接続環境、カメラとマイクによる画像/音声入力機能、ＧＰＳ機能、など携帯
端末として考えうる最先端の能力とユーザー・インターフェイスを有している訳で、
今後さまざまなアプリがiPhoneの能力を高め続けていけば、携帯電話はもとより
PDA・ポータブル・ゲーム機市場をも脅かす可能性が十分にあるのでは？

さて、appストアで、現時点で流通しているソフトは玉石混交といわれていますが、
フリーウェアにも、今日紹介するような優れものがまぎれているので要チェック
です。

midomiはもともとアメリカ発祥の、鼻歌によるWeb楽曲検索サービス。
曲名や歌手名を調べたいとき、鼻歌を吹き込めば、データベースと照合し、瞬時
にお目当ての曲（オリジナルや世界中のユーザーが吹き込んだ鼻歌もある）を
探し出してくれるというもの。

初めて知って感動していると、息子に「そんなん俺の携帯、2年前からできるよ」
と教えられ、へ、そうなの？とひるんだのですが、「midomi mobile」のすごさは
鼻歌検索そのものよりも、iTunes Music Storeとの連動による、オリジナル楽曲
データベースの活用にあります。

百聞は一見にしかず、midomi で何ができるのかを見てみましょう。

基本操作（1）Sing

10秒程度「Fly Me To The Moon」を口ずさみ、ボタンを押して待つこと5秒程度。
自分が音痴か否かの宣告を待っているかのような若干の緊張感を感じたものの、
めでたく正しく認識されました。

基本操作（2）Say

これは名の通り、iPhonenをマイクにして曲名かアーティスト名を直接しゃべって
検索するもの。

基本操作（3）Type

喋るかわりに歌手名や曲名を直接入力。喋ったり、歌ったりしても無慈悲な
「No Result」となる場合に便利です。

基本操作（4）Grab

これはラジオから流れる音楽をマイクで拾って検索するもの。現時点ではデータ
ベースが洋楽に偏っているのか、たとえば「GreeeeNの愛唄」ほどのヒット曲でも
J-Popには弱い。そのかわりJohn Coltrane&Johnny Hartmanの「My One And
Only Love」は見事にヒットした。

さて、ここからが音楽ファンにおすすめの使い方。
まずはSayでもTypeでも、自分の好きなアーティストを検索します。
これはJohn Coltraneのアーティスト画面。