姫Band「(恐怖の)フリー八番勝負、その弐」

大阪梅田の「いんたーぷれい8」は、多くのアマチュア・ミュージシャン
の集うジャズバーとして知られています。

カウンターで飲んでいるお客さんが とっかえひっかえジャムセッション
飛び入りしていくといった光景は、特に珍しいものでもありません。

とはいえ、これまでもこうしたセッションの火が燃え盛る時期もあれば、
下火になる時期もあったと思います。
特にここ数年マスターが、腰痛からピアノを本気で弾けない状態が長く
続いていたこともあり、セッションの頻度も減っていたのだと思います。

ところが今年になって、マスターも決して体調万全ではないものの、
腰痛をだましだましながらも、ピアノに向かう機会が増え、ハチの名物
だったアマチュアジャムセッションが熱くなってきています。

中でも古株のフリージャズ・テナーマン・姫さんが率いる「姫Band」が
今かなり熱いです!

8月5日を皮切りに始まった、「(恐怖の)フリー八番勝負」、先の20日
「その弐」が敢行されました。
上海出張の準備でドタバタしていて更新が遅れてしまいましたが、
当日の演奏をブログ上で体験してみてください。

まずは1曲目、「Last Mode」。Hime Bandにしてはキャッチーなテーマと
リズムで始まり、いきなり姫さんのテナーが炸裂。バックで煽り立てる
ドラムも気持ち良い。
Tune-1-1

Tune-1-2

2曲目はバラード。硬質な姫さんのテナーの音色で聴くバラードも良い。
昔からフリー系テナーはバラードでも名作を残しているものなぁ。
Tune-2

続いて3曲目は「お待ちかね?」のフリージャズ。
簡単なリフによるテーマの後、各メンバーのデュオが順番で展開していく。
Tune-3-1

Tune-3-2

4曲目は何とボサノバ!!姫さんらしくないと言えばそれまでですが、
お客さんに「フリージャズ」を聞いてもらう為の戦略と言えるのかな?

Tune-4-1

Tune-4-2

5曲目はマスターの作曲で「Blues For Ali」。テーマパートは
Monkを思わせるメロディーですが、ソロパートではフリー色の強い演奏です。

Tune-5-1

Tune-5-2

眠くなってきたので、後半のレポートはまた明日。おやすみなさい。