G8寄席レポート


11/28(金)に久々のG8ライブがありました。上の写真は店の入り口です。

ちなみに ここから地下への急階段が続いているのですが、この階段をかなり
深く降りた先にドアがあり、ドアのガラス部分から、中のレンガ壁だけが
見えるものの、店内の様子は外から伺い知る事ができません。

そんなわけで、この階段、そこはかとない怪しさをたたえていて、初めての
お客さんにとって、何となく敷居の高さを感じさせるものがあります。

私も18歳の頃、初めてこの階段を降りきってドアノブに手をかけ、押し開ける時、
一瞬のためらいを感じたものです。

もし、あなたがこのブログを読んで、初めて「いんたーぷれい8」をたずねていかれた
なら、この入り口で、きっとこの感覚を理解されると思います。

でも、ご心配なく。勇気を持って地下のドアを開いた先に、素敵な音楽体験が
待っています。

さて、G8とは店のマスターとバイトのアキちゃんの二人によるサンバデュオ
なんですが、最近はマスターの影響か、懐メロからブルースまでジャンルの
幅をひろげています。

さて、この二人、演奏の合間のしゃべくりも、漫談調で結構笑わしますが、
この日の告知ポスターもこんなんでした。

着いた時はファースト・セットの終り頃でしたが、中はすでに満員御礼状態。
いつになく普通の女性のお客さんが多く、さすがに姫バンドのライブとは違うなぁ
と妙に感心していると、名曲Roseが始まりました。

ところが、です。マスター、良い感じで歌い始めて間も無く、歌詞を忘れたのか
派手にずっこけてしまい、あえなく中断。アキちゃんや常連客から大ブーインの嵐。
気を取り直して再開したものの、なんと2回目も失敗。マスターも「この曲、ムズカシ〜」
とめげ気味。三度目の正直でちゃんとできたのが次のテイクです。

ブレイクを入れてセカンド・ステージ1曲目です。

2曲目はなぜかブルース、ご教祖様の来臨です。

ここでアキちゃんMCです。
べたべたの大阪のノリなので、関西人以外には理解頂けないかもしれませんが、
大阪人なら誰もが心に留めている数々の「メロディ」、あなたはいくつ知ってますか?

ジョニ・ミッチェルの「Both sides now(邦題:青春の光と影)」

次はボサノバの名曲だそうです。
「Na Baixa de Sapateiro(邦題:サパテイロ通りの坂下で)」

これもボッサの帝王アントニオ・カルロス・ジョビンの「Sabia」。
お客さんの中にブラジルの方が来られていて、ボサノバの曲となると
盛り上がっておられました。

お次は「枯葉」、とはいってもジャズの枯葉ではなく、これもボサノバ。
おっと、ここでもマスター、どうした?

最後は意表をついて小泉今日子の「やさしい雨」。