オランダのギタリスト、Martijin Van Iterson

先日の13日、2月のハチママナイトだというのにママが珍しくもお休み。

聞けば月初から調子が悪かったそうで、早く良くなって元気な顔を見せて
欲しいものです。

さて、この日はFuちゃん(g)、Hさん(b)、Sさん(ds)、マスター(p)、姫さん(ts)
という面子でのライブが繰り広げられました。
この模様は明日レポートするとして、今日はその日ハチで聞いた渋いギタリストを
紹介しましょう。

常連客で店内がにぎやかになってきた所に、初めて聴く渋いギターカルテットの
音楽が流れてきて、思わず聞き入ってしまいました。

CDジャケットを手にとって見ると、Martijin Van Itersonという発音すら
わからないギタリスト。一体どこの国の人なのでしょう。

調べてみると、オランダのギタリストで、マタイン・ヴァン・イターソンと
発音するのだそうです。

このアルバムには同じオランダの人気ピアニスト、カレル・ボエリーも参加していて、
レベルの高く、それでいてとても聴きやすい上質なジャズが詰まっています。

Whole Bunch

Whole Bunch

YouTubeにもありました。ぜひ。

自分の好みだけで音楽を聴いていると、ついついCDを買うアーティストも固定して
しまいがちですが、ジャズ喫茶(バー)の楽しみは、優れた新人にめぐり合える事で
しょうね。なんせジャズ喫茶のマスターという人達は、毎日少なくとも8時間、年間
へたすりゃ2000時間以上もジャズを聴いているという恵まれた人種ですから、情報量
が違います。

ギタリストといえば、先日もハチでこんなCDを聴きました。

Last Nite

Last Nite

ラリー・カールトンなんて、正直高校生時代(30年前!)、フュージョン・ギター
全盛期にリー・リトナー、アル・ディメオラらと共に、あくまでフュージョン
ギタリストとして聴いていたものの、その後こんなカッコ良いジャズをやっていた
なんて全く知りませんでした。

ただ、このアルバムもTSUTAYAで借りて、家で聴いていたのでは、圧倒的な音場感や
音のキレに気づかず、まぁまぁのアルバム程度の評価で通り過ぎていたかもしれません。
というのも、このアルバム、その後入手してiPodでも聴いているのですが、初めて店で
聴いた時程の衝撃がないんです。

やはりハチのような「もろジャズ空間」で、アルテックから噴出する強烈な音量と、
空気振動の中に身を置いて、はじめて感じ得る感動というものがあるんですね。

そうそう、いんたーぷれい8では平日午後3時〜5時のGAN GAN TIMEを復活したそうです。
最近のヨーロッパのピアノトリオを中心に、新作をどんどんセレクトしているとのこと。
時間に余裕のある関西在住ジャズファンの皆さん、新しいジャズの息吹を感じに
ぜひハチを覗いてみてください。

いんたーぷれい8

1.場所 大阪市北区西天満6−9−9久栄ビルB1
2.最寄り駅 地下鉄南森町・梅田駅
3.TEL 06−6363−4888
4.予算 ランチ680円〜・コーヒー400円・ビール680円〜・セット1980円〜
5.時間 月〜金曜11:30〜23:00・土曜19:00〜LAST <日・祝定休>